煌めきに目を焼かれた女

アイドルさんのオタクの日記です

好きな歌詞について

 

自分の好きな歌詞を伝えたい気持ちとTwitterなどに連投するのはポエミーが過ぎると言う葛藤の末はてなに投げることにしました。

今回は前回記事よりだいぶ短め。

 

 

夜の隙間が 鋭角になる

PerfumeのKiss and Music より。

マジでこの歌詞は天才。世界で1番好きな歌詞を1つ選べ、って言われたらこれを選ぶくらい好きな歌詞です。

私はこのフレーズ、夜中の12時に近づくに従って時計の長針と短針の隙間が鋭角になっていく、という解釈をしているんですが……合っているんだろうか……。独特な言葉遣いなのに、時間とか情景、空気感が想像できるのがすごいなと思います。静かで、リズム感のあるイントロからの歌い出しがこれなところもまた強烈なんですよね。一気に引き込まれるというか。

この楽曲が収録されているアルバム、⊿(トライアングル)は全体的に夜の雰囲気を感じるなあと思っているのだけど、この歌詞の印象が強いからなのかもしれない。

 

悪魔が来ても打ち勝つよ 聖水代わりにグリッター撒いて

女王蜂のギラギラより。

このフレーズは初めて聴いた時から大好きなフレーズです。一言で言うと「めっっっちゃ女王蜂の歌詞だ!!!!!!!」というところが好き。

女王蜂は明るいだけでないネガティブな面も持ちつつ、強さと美しさとが芯としてあるところが好きなのですが、特にこの歌詞はそれが象徴されている気がします。

というかシンプルに言葉としてカッコいい。それこそMVとかで、グリッターをぶち撒けているメンバーの姿も想像できます。

 

 

いつまでも大きい瞳で 大丈夫な日の私だけを見つめてよ

大森靖子のミッドナイト清純異性交友より。

この曲の歌詞、全般的に実在アイドルを推す女オタに刺さるんですが、その中でも1番好きなフレーズがここです。

「大きい瞳」というのはこの曲で歌われているアイドル、道重さゆみさんの参加している楽曲名と掛けてあるんですが、それはそれとして分かりみが深すぎる。

私自身が、「アイドル達には普段元気をもらっている分、せめて接触とかライブとかでこちらの姿が目に入る時には出来るだけ完璧な姿でいたい」派なんですよね。というわけで個人的共感度がすごく高いフレーズです。このフレーズが流れてくると、それこそ大きな目をした推しの顔が脳裏を毎回よぎります。

 

この舞台から 臨むフロアは まるで小さな銀河

Negiccoの愛は光より。

そもそも「愛は光」ってタイトルがめちゃくちゃいい。マジでこのタイトルに全てが集約される歌詞なんですけれどもとにかく美しくて、曲調も穏やかで大好きです。

実際にライブだとペンライトの光の中で歌う訳なので、より一層歌詞の情景とリンクしていいんですよね……これ……。

サビが「私が月なら 太陽はあなたよ」という歌詞なのですが、応援を反射して輝く月に自分を例えるのが謙虚さが出ていて素敵だなあと思います。ラスサビで「私だって太陽 あなたを照らしたい」になるのもエモい。エモいってあまり使いたくないけれど使わざるを得ない。この歌詞について無限に話せてしまうあたり、さすがキリンジですね。

 

夢に見てた自分じゃなくても 真っ当に暮らしていく 今時

アンジュルムの46億年LOVEより。

この楽曲、基本的に歌詞が「ノッていこう!結局はLOVEでしょ」とか「愛は超える46億年」とか人類愛!クソデカハッピ〜〜!なノリなのですが、ちょくちょく地に足ついた歌詞があって、このフレーズもその一部です。

一方的な楽しさの押し付けだけじゃなくて、「人生ままならないこともあるし、ウーンってなることもあるけど、それはそれとして頑張っていこ」、って友達が横で言ってくれているような感覚になります。オリジナルの歌割が船木さんなのもより好きなポイントです。

 

この部分も最終的に「大きなLOVEでしょ 愛は超える46億年」に帰結するところもめちゃくちゃ良いんですよね。明日も頑張ろ〜てなります。

 

うるさくてくそ早い音楽を もっと浴びるように 着るように 聴く

ヤバイTシャツ屋さん、Give me the Tank-topより。

私の中のコロナ禍での共感度No. 1ソング。ヤバTは元々共感度が(ベクトルはさておき)高いと思うんですけど、これ聞いた時の「それな〜!!!?」感は凄かった。

これライブに元々よく行ってて、かつそれがまあまあ激しいバンドとかだった人にしか刺さらないのかもしれないですけど私はまさに刺さるタイプの人間だった。

オンラインライブも素敵なんですけど、やっぱり生って違うんですよね。特に激しめのバンドとかだと音圧も全然違うので、まさに浴びてる感覚になると言うか。最低3ヶ月に一回くらいのペースであの音圧を浴びてたのがなくなったのは本当にキツかった。

声が出せなかったり、ソーシャルディスタンス客席だったりとなかなか辛いものがありますが、この曲がリリースされた時に比べると少しずつライブも増えてきていますし、いつか以前のようにはしゃげる時が戻ってきたら良いなあ。

新曲も楽しみ。

 

失った魔法のこと 消えてしまった光のこと 愛おしく思っても 何も諦めないで

アイドルネッサンスの前髪より。

作詞作曲がベボベの小出さんなんですが、もともとベボベの歌詞が好きなこともあってとても好きです。爽やかな情景を感じる感じがいいんですよね。

全体的に思い出を振り返るような歌詞なんですけど、この部分は特に綺麗で好きです。アイドルってなんやかんや短い期間の儚いものだと思っているので、それが例えられているようにも感じますし。

同曲落ちサビの「きこえなくなった音 もう会えなくなった子のこと さみしく思っても 何も諦めないで」も好きです。ひらがなの使い方が絶妙すぎる。

もう今では元メンバーさんもご活躍されているとは言え、もう少しこういうオリジナル曲が聴いてみたかったなあ。

 

輝く希望の嵐 強い絆で キラメキ放ち最高の

さくら学院の夢に向かってより。

正直さくら学院(特に卒業曲)は歌詞が良過ぎて選べないくらいなのですが、やっぱり1番はこの歌詞が好き。

「輝く希望の嵐」、言葉だけでそれこそキラメキに満ちた春の風を感じるすごいフレーズだと思います。5年間を成長とともに駆け抜けていった生徒達を送り出すのにピッタリ。

「キラメキ放ち最高の」は落ちサビ部分でのみ追加されるのですが、ライブだとこのフレーズでより歌詞と今目の前に広がっているキラメキがリンクする感じがして好きです。曲だけでも歴代の子達の顔が思い浮かぶ……。

 

おわりに

 

こうして書き出してみると、私は情景を思い起こさせる歌詞が好きなんだな〜という感じです。

特に光というかキラキラした単語をアイドルさんが歌っているのが好きなのかもしれない。